ページの先頭です
ページ内移動用のメニューです。


サイト内検索 検索したい文字列を入力し、検索ボタンを押してください。
ここから関連する資料への移動用メニューです。


このページは、石油便覧トップの中の第2編の中の第3章の中の第2節 日本の石油開発の現況のページです。




  1. 石油開発の支援体制
  2. 石油開発プロジェクトの現況

1. 石油開発の支援体制

 日本は、エネルギー資源に乏しく、エネルギーに占める石油構成比は主要先進国のなかで高い。そしてその石油のほぼ全量を海外からの輸入に依存する。

 我が国の石油開発政策は、安定的な供給源の確保、供給源の多角化、産油国との関係強化、大消費国としての国際社会への貢献を目的として推進されている。

 これらの目的を達成するためには、次の諸点に留意する必要がある。

  1. 官民の交流等を通じた情報収集能力の向上による有望な鉱区権益の獲得
  2. 石油開発技術の向上
  3. 良質な探鉱・開発資金確保のための制度金融の拡充
  4. 人材の育成

 我が国の石油・天然ガス開発にかかわる主な施策は下表のとおりである。

表 2-3-1 石油開発にかかわる国の主な施策
制度種類 対象事業 所管
<主な支援制度>
海外地質構造調査事業 ・将来的に日本企業の参入が見込まれる海外未探鉱地域の権益取得を有利に展開することを目的とする調査事業 JOGMEC
産油国石油開発情報等調査事業補助金 ・日本企業が石油・天然ガス権益を取得するに際し、地質構造、インフラ整備状況等のデータ取得等の費用を補助 JOGMEC
探鉱投資制度 ・海外及び日本周辺大陸棚の探鉱事業
・必要な資金の一定割合出資(対象事業費の50%まで、但しJOGMECが特に必要を認めれば75%を上限とする)
JOGMEC
(出資)
開発資金投融資制度 ・生産段階へ移行する海外プロジェクト 国際協力銀行
(融資)
・天然ガスの採取等に必要な資金の一部 JOGMEC
(出資)
・日本周辺大陸棚等の石油・天然ガス開発 日本政策投資銀行
(融資)
開発資金借入債務保証制度 ・開発資金借入に際して、所要資金の一定割合を債務保証(借入額の50%まで、但しJOGMECが特に必要を認めれば75%を上限とする) JOGMEC
(保証)
研究開発推進 ・石油・天然ガス開発技術について民間企業が行う(JOGMECとの共同研究含む)産油国との共同研究や先端的技術の研究等の費用を補助 JOGMEC
(補助)
<主な税制>
減耗控除制度 ・生産に伴う埋蔵量減少を補填するため、新鉱床探鉱費に充てる費用を準備金として積み立てられる。この準備金は一定基準に合致する額を課税所得から特別控除することができる    ―
海外投資等損失準備金 ・石油探鉱・開発企業に投資する内国法人に対し、投資額の一定割合を損金扱いの準備金として積み立てられる。積み立てた額は5年間の据え置き後、1/5ずつ5年間均等に益金に算入する    ―
出所:石油鉱業連盟ホームページ「わが国石油・天然ガス開発の現状」>「石油天然ガス開発に関わる国の主な施策」
JOGMECホームページ「JOGMECの活動」より作成

 このような環境整備のなか、開発企業による自立的な事業展開や政府による積極的な資源外交と官民一体となった体制での資源戦略展開が期待される。

ページの先頭へ移動します。


2. 石油開発プロジェクトの現況

(1)海外での石油開発プロジェクト

 日本では、明治初期から新潟県を中心に石油開発が行われ、現在でも新潟、秋田、北海道、周辺大陸棚において商業生産が行われている。しかし、この国内生産量は総消費の1%に満たず、99%以上を輸入に頼る状況にある。

 海外における石油・天然ガスの自主開発は、一定量の資源を長期安定的に確保するという点で、国のエネルギー安全保障上重要である。

 日本企業は世界各地で130(2009年8月末現在)のプロジェクトを展開し、そのうち75で原油・天然ガスを生産している。

 2008年度における権益割合分の原油(自主開発原油)生産量は国内供給量(国内生産量+輸入量)の約18%(約73万バレル/日)、天然ガス生産量は国内供給量の約31%(原油換算約53万バレル/日)、合わせて原油・天然ガス供給量の約22%(原油換算約126万バレル/日)となっている(出所:石油鉱業連盟ホームページ「わが国石油・天然ガス開発の現状」>「主な実績」)。

 なお、2010年6月に改定されたエネルギー基本計画では、国産を含む石油および天然ガスを合わせた自主開発比率を現状の約20%から40%に高めることが目標として設定された。

 現在進行中の主なプロジェクトは、日本に近いサハリンⅠ・サハリンⅡのプロジェクトや、カザフスタンのカシャガン・プロジェクト、西豪州のイクシスガス・コンデンセートプロジェクト、インドネシアのタングーLNG・プロジェクト、アゼルバイジャンのカスピ海ACG・プロジェクトなどがある(出所:石油鉱業連盟ホームページ「わが国石油・天然ガス開発の現状」>「進行中の主なプロジェクト」)。

(2)国内での石油開発プロジェクト

 国内の石油、天然ガスの生産は、新潟県、秋田県の日本海側を中心に進められており、2008年度の生産量は原油973千KL、天然ガス3,706百万m3である。

表 2-3-2 国内原油・天然ガス生産量の推移
年度 2004 2005 2006 2007 2008
原油生産量(千KL) 860 911 905 979 973
ガス生産量(百万m3 2,957 3,140 3,408 3,729 3,706
出所:石油鉱業連盟ホームページ「わが国石油・天然ガス開発の現状」>「主な実績」

ページの先頭へ移動します。






ページの終わりですページの先頭へ戻る