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このページは、石油便覧トップの中の第6編の中の第2章の中の第4節 LPガスの販売のページです。




  1. 販売経路
  2. 価格

1. 販売経路

 LPガスの販売は、「生産輸入会社(元売)」、「卸会社」、「小売会社」の三段階に大きく分けられる。

生産輸入会社(元売)

 生産輸入会社とは、石油会社およびそのグループのLPガス専門会社と輸入専門会社、商社等をいい、「日本LPガス協会」(略称日協、加盟16社 、2010年7月現在)を組織している。輸入が70%を占める現在、輸入量と輸入価格の動向が市況に与える影響は大きい。また、30%の国内生産にしても石油、石油化学の生産増減による影響も無視はできない状況にある。業界の課題は以下のとおりである。

  1. 基地の統廃合を含めた業界再編
  2. 供給ソースの多角化と国家備蓄計画の遂行(前述参照)
  3. 系列店に対する各種指導(経営、需要開拓、人材育成等)
  4. 物流合理化のための充填所再配置、バルクシステムの普及
  5. 保安システム構築、燃料電池など新技術による需要の創造等

卸会社

 全国の卸会社は約1,100社と推定される。卸会社は数十~数百の小売会社を系列下においているケースが多く、業界課題として次のような事項があげられる。

  1. コストダウンを図るための物流合理化と販売規模の拡大
  2. 利益率の高い直売部門の強化(卸売主体からの脱皮)
  3. 提案販売、リフォームなど専門会社化の推進
  4. 系列の小売会社に対する各種指導

小売会社     

 全国に約24,000社の小売会社がある。業界課題は以下のとおりである。

  1. 1997年の液化石油ガス法改正の対応(保安機関取得、保安体制構築、消費者に対する新書面交付等)
  2. 価格面からの競合燃料対策(対都市ガス・電気・灯油)
  3. 顧客サービスの徹底(機器提案、快適提案等)

 なお、各都道府県に「エルピーガス協会」があり、全社が加盟している。業界団体であるLPガス流通3団体(「日本エルピーガス連合会」「全国エルピーガス卸売協会」「全国LPガススタンド協会」)は2009年4月に合併し、「日本エルピーガス協会」となり、LPガス業界の抱える課題への対応機能を強化し、次の活動理念を掲げた。

  1. LPガスをめぐる環境変化への対応
  2. 業界に対する信頼感の醸成
  3. 地球環境問題等への対応
  4. エネルギー間競争への対応

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2. 価格

 工業用や大口需要では、主としてコントラクト価格またはCIFに連動した価格で取引されている(取引はキログラム単位)。自動車用は石油ガス税(リットルあたり9.8円)を加算した価格となり、ガソリンと同様にリットル単位で取引される。

 業務用は、競合する灯油、都市ガスなどの価格に大きく左右され、市況で値決めするケースが多い(取引はm3単位)。

 また、家庭用は、ガス料金表による料金設定が一般的である。ちなみに、モニター価格は2010年度平均 10m3で7,100円程度(消費税込み。石油情報センター「価格情報・LPガス」偶数月調査)である。2002年からの石油価格上昇に伴いLPガス価格も上昇しており、同じガス体エネルギーである都市ガスに比べて、割高感があると指摘されている。今後も物流の合理化や販売規模の拡大により、この割高感の解消に向けて、業界あげての努力が必要である。併せて、より一層の料金透明化が求められている。

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