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会社情報

化学研究光学フィルム

当社では、液晶性高分子をフィルム化する研究開発を行なってきました。1988年から開始した研究の結果、「液晶合成技術」「液晶配向技術」「精密塗工技術」を駆使し、液晶性高分子を思いどおりの構造に規則正しく並べた、超薄膜の液晶フィルムの開発に成功しました(図1)。
開発した液晶フィルムは、光の偏光状態を制御できることから、液晶ディスプレイ(LCD)の見やすさを改良するフィルムとして使用できます。1995年に「日石LCフィルム」の製品名で、世界初の光学用液晶フィルムとして販売を開始しました。
現在は、主に携帯電話などの液晶ディスプレイ用に、「NHフィルム(視野角改良フィルム)」、「NVフィルム(視野角改良フィルム」を販売しています。

図1 3つの技術から生み出されるJXの光学フィルム

3つの技術から生み出されるJXの光学フィルム

JXの光学フィルムの3つの技術

液晶合成技術 ~独自開発の液晶性高分子~

JXの光学フィルムのキーマテリアルとして当社が独自に開発した、液晶性高分子です。
分子構造を設計することにより、さまざまな分子の並べ方が可能となり、また、分子を並べた状態のまま固めることもできます。

液晶配向技術 ~液晶を並べる~

写真2 製品ロール

製品ロール

液晶性高分子は、細長い棒のような形をしています。分子が自由に動き回れる条件下では、液晶性高分子は同じ方向を向くように並びます。この性質をうまく利用して分子を並べた状態で固めることによって、液晶フィルムをつくります。さまざまな手法で分子の並べ方を自由自在に制御しています。
JXの光学フィルムでは、このように精密な液晶分子の配向を、ロール(写真2)全面数百m2の面積にわたって均一に実現しています。

精密塗工技術 ~厚さの制御された超薄膜~

JXの光学フィルムの液晶性高分子層の厚さは約0.5~5μmです。この超薄膜層に、配向技術で制御された内部構造を形成し、均一なフィルムとするためには、精密な膜厚制御が必要です。JXの光学フィルムは、このような超薄膜層が±1%の精度で均一に形成されています。この精度は、分子100層程度の厚さに相当しており 、まさに分子レベルの制御といえます。

NHフィルム(視野角補償フィルム) ~分子が厚み方向で立ち上がったフィルム~

図3 NHフィルムでの液晶分子の並び方(模式図)

NHフィルムでの液晶分子の並び方(模式図)

NHフィルムでは、分子が厚み方向で立ち上がりながら並んでいます(図4)。
NHフィルムは液晶の界面での並び方の違いを利用して、独特の内部構造を実現しています。
フィルムの一方の界面では分子が立つように並び、反対側の界面では分子が寝るように並ぶ設計がされています。両界面の間を、分子がなめらかに傾きを変えながら並ぶことで、分子が厚み方向で立ち上がった配向となります。
NHフィルムは、TNモード、ECBモードのTFT液晶ディスプレイをどの方向からみても見やすくするために用いられます。

製品の詳細情報はこちら

NHフィルム

NVフィルム(視野角補償フィルム) ~最新型のLCD向けフィルム~

図4 NVフィルムでの液晶分子の並び方(模式図)

NVフィルムでの液晶分子の並び方(模式図)

LCDの技術革新は目覚しく、VA液晶、IPS液晶と呼ばれる最新型のLCDは高い性能を実現しており、携帯電話の上位機種や液晶テレビ等に採用されています。これら最新型のLCDは、上下・左右方向では広い視野角を実現していますが、斜め方向の視野角には依然として課題が残っています。当社が独自に開発した液晶性ポリマーを原料とする「NVフィルム」は、この斜め方向の視野角を改良し、より美しい画像を見ることができます。

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NVフィルム

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